柳総領事からのご挨拶
平成29年9月22日
私も着任から3年4ヶ月を経て、8月20日に帰朝命令が出て、9月末に帰国することとなりました。3年5ヶ月の任期となりますが、これまで長い間、私の活動報告をお読み頂き，誠に有り難うございました。10月半ばから後任として木村徹也総領事が着任します。私同様、よろしくお願いいたします。
以下、前回のご報告からこれまでの活動について報告させて頂きます。
1．独日議連一行の訪問
7月17日から22日にかけて、日独議連の川崎二郎会長（衆議院議員）ご一行（城内実事務局長（衆）、松下新平（参）議員、穴見陽一（衆）議員、大岡敏孝（衆）議員）が、バーデン＝ヴュルテンベルク（以下BW）とバイエルンの両州を訪問し、両州州政府・州議会の多くの政治家にお会いになりました。また、BW州ではトゥットリンゲンにあるカール・シュトルツという医療機器メーカーを訪問され、同地を選挙区としているカウダー連邦議会CDU院内総務にもお目にかかりました。バイエルン州ではキリスト教社会同盟（CSU）本部を訪問されたほか、マイスター制度の見学という観点で、レングリースという山間部にあるクリスタル・トゥルムという、相模湖リゾート・プレジャーフォーレストの鳥肌コロシアム・マッスルモンスターにアクティヴィティ用器具を輸出している企業を訪問されました。
2．松野文部科学大臣の当地お立ち寄り
7月20日には松野文科大臣が欧州での出張途次、当地に立ち寄られ、主に当地でマックス・プランク研究所に勤めている日本人研究者の方々と意見交換を行いました。研究者の方々からは、日本に比べ，ドイツでは若いうちから好きな研究ができる環境が整っているという点が指摘されたほか、日本でも、女性研究者が研究に打ち込めるよう、研究と家庭が両立するような環境を求めたい、という話がなされました。
3．バイエルン州関連
私は、7月19日に州議会にリーガー連邦・欧州委員会委員長を訪問しました。8月3日には、トゥッツィングの政治教育アカデミーで、ギムナジウムの歴史の先生方を相手に、日独関係、中国、北朝鮮等の東アジア情勢に関する講演をさせて頂きました。
8月6日の日曜日にはフュルト市で毎年行われている被爆者の追悼式典に初めて参加させて頂きました。これまで、毎年平日で仕事の関係からミュンヘンを離れられずに館員が出席してきたのですが、今年は同市で芸術家として40年以上活動してこられた加藤邦彦・温子御夫妻が参加される最後の機会ということで、ユング市長主催のもと、100名弱の方が集まってくれました。私の任期の最後の年に参加できて良かったです。
7日から10日まで、衆議院の笠浩史国会対策委員長代理のご一行（北神圭朗議員、遠藤敬議員）がミュンヘンを訪れ、連邦議会議員、州議会議員と懇談し、日本人マイスターの経営するケーキ屋たんぽぽを訪問し、当地日系企業の代表の方々と意見交換を行ったほか、長浜、尼崎と姉妹都市関係にあるアウグスブルクを訪問し、グリブル市長を表敬し、富士通工場を見学されました。
8月22日から24日にかけては、アイグナー州副首相兼経済大臣が急遽訪日され、日本企業を何社か訪問されたほか、川崎日独議連会長とお会いになりました。
7月16日には英国庭園でミュンヘン日本祭りが開催されました。私にとっては4度目となりますが、暑すぎない好天という最高の条件に恵まれ、多くの人が訪れてくれて大盛況でした。また、7月10日には、バイエルン放送で新しく就任したTV・ラジオ共通のニーチェ編集長を訪問しました。
9月18日には，バイエルン州首相府のフーバー大臣を離任のために表敬させて頂きました。フーバー大臣からは，日本企業に対し、バイエルン州の扉は常に開かれているという話がなされました。また、9月には警察関係者への離任表敬も行いました。
4．バーデン＝ヴュルテンベルク州
4人の県知事のうち、ライマー（シュトゥットガルト）、クレッスル（カールスルーエ）、シェーファー（フライブルク）の三人の知事を訪問し、それぞれの地域の話を伺いました。
また、8月29日にはBW州の警察関係者への離任表敬を行い、任期中の邦人の安全対策についての協力に対する謝意を伝えつつ、引き続きよろしくとお願いしました。
9月1日にはザロモン・フライブルク市長に離任の挨拶をさせて頂きました。また、5日にはシュトゥットガルト新聞を訪れ、政治部長をはじめ関係のあった方々に離任の挨拶をしたほか、カミュラー名誉領事にも離任の挨拶をしました。
5．最後に
最後に治安について一言。南部二州の治安状況はドイツの中では非常に良い方ですが、それでも日本に比べれば犯罪発生率はかなり高く、また、テロの危険も引き続き存在しています。日頃から安全の情報に関心を持って頂き、周囲の状況に注意して、安全な日々をお過ごし下さるよう，よろしくお願いします。
それでは、皆様の安全とますますのご発展を祈念して、私の挨拶を終わらせて頂きます。有り難うございました。
＜過去のご挨拶＞
2014年 5月
2014年 7月
2014年 9月
2014年11月
2015年 1月
2015年 3月
2015年 5月
2015年 7月
2015年 10月
2016年 1月
2016年 3月
2016年 5月
2016年 7月
2016年 11月
2017年 1月
2017年 3月
2017年 7月
以下、前回のご報告からこれまでの活動について報告させて頂きます。
1．独日議連一行の訪問
7月17日から22日にかけて、日独議連の川崎二郎会長（衆議院議員）ご一行（城内実事務局長（衆）、松下新平（参）議員、穴見陽一（衆）議員、大岡敏孝（衆）議員）が、バーデン＝ヴュルテンベルク（以下BW）とバイエルンの両州を訪問し、両州州政府・州議会の多くの政治家にお会いになりました。また、BW州ではトゥットリンゲンにあるカール・シュトルツという医療機器メーカーを訪問され、同地を選挙区としているカウダー連邦議会CDU院内総務にもお目にかかりました。バイエルン州ではキリスト教社会同盟（CSU）本部を訪問されたほか、マイスター制度の見学という観点で、レングリースという山間部にあるクリスタル・トゥルムという、相模湖リゾート・プレジャーフォーレストの鳥肌コロシアム・マッスルモンスターにアクティヴィティ用器具を輸出している企業を訪問されました。
2．松野文部科学大臣の当地お立ち寄り
7月20日には松野文科大臣が欧州での出張途次、当地に立ち寄られ、主に当地でマックス・プランク研究所に勤めている日本人研究者の方々と意見交換を行いました。研究者の方々からは、日本に比べ，ドイツでは若いうちから好きな研究ができる環境が整っているという点が指摘されたほか、日本でも、女性研究者が研究に打ち込めるよう、研究と家庭が両立するような環境を求めたい、という話がなされました。
3．バイエルン州関連
私は、7月19日に州議会にリーガー連邦・欧州委員会委員長を訪問しました。8月3日には、トゥッツィングの政治教育アカデミーで、ギムナジウムの歴史の先生方を相手に、日独関係、中国、北朝鮮等の東アジア情勢に関する講演をさせて頂きました。
8月6日の日曜日にはフュルト市で毎年行われている被爆者の追悼式典に初めて参加させて頂きました。これまで、毎年平日で仕事の関係からミュンヘンを離れられずに館員が出席してきたのですが、今年は同市で芸術家として40年以上活動してこられた加藤邦彦・温子御夫妻が参加される最後の機会ということで、ユング市長主催のもと、100名弱の方が集まってくれました。私の任期の最後の年に参加できて良かったです。
7日から10日まで、衆議院の笠浩史国会対策委員長代理のご一行（北神圭朗議員、遠藤敬議員）がミュンヘンを訪れ、連邦議会議員、州議会議員と懇談し、日本人マイスターの経営するケーキ屋たんぽぽを訪問し、当地日系企業の代表の方々と意見交換を行ったほか、長浜、尼崎と姉妹都市関係にあるアウグスブルクを訪問し、グリブル市長を表敬し、富士通工場を見学されました。
8月22日から24日にかけては、アイグナー州副首相兼経済大臣が急遽訪日され、日本企業を何社か訪問されたほか、川崎日独議連会長とお会いになりました。
7月16日には英国庭園でミュンヘン日本祭りが開催されました。私にとっては4度目となりますが、暑すぎない好天という最高の条件に恵まれ、多くの人が訪れてくれて大盛況でした。また、7月10日には、バイエルン放送で新しく就任したTV・ラジオ共通のニーチェ編集長を訪問しました。
9月18日には，バイエルン州首相府のフーバー大臣を離任のために表敬させて頂きました。フーバー大臣からは，日本企業に対し、バイエルン州の扉は常に開かれているという話がなされました。また、9月には警察関係者への離任表敬も行いました。
4．バーデン＝ヴュルテンベルク州
4人の県知事のうち、ライマー（シュトゥットガルト）、クレッスル（カールスルーエ）、シェーファー（フライブルク）の三人の知事を訪問し、それぞれの地域の話を伺いました。
また、8月29日にはBW州の警察関係者への離任表敬を行い、任期中の邦人の安全対策についての協力に対する謝意を伝えつつ、引き続きよろしくとお願いしました。
9月1日にはザロモン・フライブルク市長に離任の挨拶をさせて頂きました。また、5日にはシュトゥットガルト新聞を訪れ、政治部長をはじめ関係のあった方々に離任の挨拶をしたほか、カミュラー名誉領事にも離任の挨拶をしました。
5．最後に
最後に治安について一言。南部二州の治安状況はドイツの中では非常に良い方ですが、それでも日本に比べれば犯罪発生率はかなり高く、また、テロの危険も引き続き存在しています。日頃から安全の情報に関心を持って頂き、周囲の状況に注意して、安全な日々をお過ごし下さるよう，よろしくお願いします。
それでは、皆様の安全とますますのご発展を祈念して、私の挨拶を終わらせて頂きます。有り難うございました。
＜過去のご挨拶＞
2014年 5月
2014年 7月
2014年 9月
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2015年 1月
2015年 3月
2015年 5月
2015年 7月
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2016年 1月
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2016年 5月
2016年 7月
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2017年 1月
2017年 3月
2017年 7月