新年明けましておめでとうございます。
本年も、バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州と日本の関係強化のために努力すると共に、皆様のお役に立てるよう、総領事館館員一同頑張っていく所存ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
昨年12月には衆議院選挙が行われ、ミュンヘン総領事館にも179名の方が投票に来られました。皆様の投票参加に感謝いたします。また、在外選挙人証への登録がお済みでない方は、是非早めに登録を済ませて頂くようよろしくお願いいたします。
クリスマスの季節は楽しく過ごされましたでしょうか。私も初めてニュルンベルクのクリスマス市に行ってきましたが、他の季節に比べて、ニュルンベルクに多くの日本の方が来られているようで嬉しかったです。
11月から12月にかけてはニュルンベルクのマリー市長、レーゲンスブルクのヴォルベルク市長、そしてパッサウ市のドゥッパー市長を訪問しました。皆、日本との関係強化に関心を示して下さいました。特に、パッサウ市は秋田市と姉妹都市になって30周年ということで、この秋に代表団を派遣したそうです。
バイエルン州ではヘルマン内務大臣を表敬し、日頃から日本人を含め州民の安全を確保して頂いていることに感謝すると共に、引き続きよろしくとお願いしてきました。
バーデン=ヴュルテンベルク州では、11月に古田岐阜県知事、黒岩神奈川県知事が相次いで訪問されました。古田知事は環境、林業分野での協力について、州環境大臣、学術科学大臣と合意され、州議会議長も表敬されました。一方、黒岩知事のご訪問は、神奈川県と同州のパートナー関係締結から25周年を記念して、クレッチマン州首相から公式招待されたもので、同州首相との間で、今後、再生可能エネルギー、エネルギー効率、E―モビリティについて協力を深めていくとの内容の覚書に署名しました。この訪問の機会にカミュラー名誉領事が州首相と共催でトルンプ社で記念レセプションを開催され、私も同州にお住まいの多くの日本人の方にご挨拶をさせて頂く機会となりました。また、私は12月にシュトッホ同州教育大臣を表敬し、ギムナジウムでの日本語教育についての支援をお願いしたところ、同大臣も検討すると答えてくれました。
さて、今年は、メルケル首相も年頭の挨拶で触れているように、女子サッカーのワールドカップの年です。私は12月に、バイエルン・フライブルク戦を観戦し、ミュンヘンの岩渕真奈選手がゴールを決めるなど活躍されたところを見てきました。岩渕選手をはじめ日本代表選手を応援し、日本、ドイツ両チームの活躍を祈念しましょう。
また、今年は6月にエルマウでG7サミットが開催されます。バイエルン州でG7サミットが開催されるのは1992年のミュンヘン・サミット以来22年ぶりのこととなります。安倍総理も参加される予定ですので、日本のメディアのバイエルン州への関心が高まることが期待されます。
バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州ともに、ドイツの中では治安の良い方の州ですが、日本に比べれば犯罪発生率は高く、最近は空き巣を中心に犯罪が増加傾向にあり、日本の方も窃盗等の被害に遭うケースが増えています。今年も日頃から注意を怠らないようにお願いいたします。
皆様にとりまして、2015年が良い一年となりますようにお祈り申し上げます。
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