メールマガジンバックナンバー 2020年

2020/9/30

第627号:クレジットカード詐欺に対する注意喚起

 

●在フランクフルト日本国総領事館によると、9月28日、フランクフルト中央駅構内において、邦人が被害者となるクレジットカード詐欺事件が発生したことから、下記のとおり注意喚起が出ています。
●同種手口のクレジットカード詐欺は、3月下旬、ミュンヘン空港でも発生(メールマガジン第580号)していることから、特に駅や空港等では十分にご注意ください。
 
※メールマガジン第580号
ミュンヘン空港における邦人を狙ったクレジットカード詐欺被害(注意喚起)
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/580.html 
 
1.フランクフルト中央駅構内における邦人を狙ったクレジットカード詐欺
 (1)9月28日、フランクフルト中央駅構内において、邦人が見知らぬ男性(アフリカ系と思われる)に英語で声を掛けられ、「ロンドンまでの航空券を買いたいが、自分のクレジットカードをサトウという日本人に預けているため、サトウさんに電話をかけてほしい。」旨懇願された。同男性はとにかく急いでいる感じであり、「クレジットカードは持っていないが、現金はある。」旨述べ、100ユーロ紙幣を渡そうとした(邦人は受領を拒否)。
 (2)邦人は同男性の案内により、駅構内の公衆電話に自分のクレジットカードを挿入したところ、同男性より、暗証番号を入力するよう求められたため、その指示に従い4桁の暗証番号を入力した(番号はディスプレイに表示され、同男性に脇から覗かれていた)。その後、同男性が「電話が作動しない。このカードは使えないようだ。ちょっと確認してくるのでここで待っていて欲しい。」等と言い、カバンをその場に残したまま同所を立ち去った。
 (3)数分後、同男性は戻り、クレジットカードを邦人に返却し、「このカードは使えないようだ。他のカードで試して欲しい。」と依頼した。邦人は財布からもう一枚クレジットカードを取り出し、公衆電話に挿入して暗証番号を入力した(番号がディスプレイに表示、同男性が脇から覗き見している状況)。同男性が「電話が作動しない。このカードが使えるかどうか確認して来る。」と言い、再びカバンを残したまま立ち去った。数分後に同男性が戻り、邦人にクレジットカードを返却した。
 (4)この後、駅構内の公衆電話機が設置されている場所を転々とし、邦人は長い時間、あちこち連れ回されていることに疑問を感じ、同男性と別れることにした。
 (5)翌日、カード会社より、クレジットカードが不正利用された可能性がある旨連絡があり、利用状況を確認したところ、同男性に一時的に手渡したクレジットカードに、身に覚えの無いキャッシング履歴があり、不正利用の被害を受けたことが判明した。
 (6)犯人の特徴
○アフリカ系と思われる肌の黒い男性、身長180センチ以上、年齢不詳、大柄でがっちりした体型、終始英語を話す(ドイツ語を一切話そうとしない)。
○「知人にサトウという日本人がいる」、「日本には、奈良や仙台に住んだことがある」、日系航空会社の航空券を購入したい等と言うなど、日本への親近感を持っていることをアピールする。
○公衆電話機のディスプレイを操作する際、フランス語設定に切り替えている(母国語はフランス語の可能性がある)。
 
2.邦人を狙ったとみられる同様のクレジットカード詐欺被害(未遂を含む)は、昨年来、フランクフルト中央駅やフランクフルト空港で複数発生しています。以下の対策を講じながら、被害に遭わないよう十分に注意してください。
 
 【対策】 
○見知らぬ人から声を掛けられても容易に信用しない。少しでも不審と感じた場合にはすぐにその場を立ち去る。
○クレジットカードやキャッシュカードを見知らぬ人に渡さない。人通りの多い場所では、安易に財布を取り出さない。
○ATMを操作する場合には、周囲に不審な人がいないか警戒を怠らない。特に、パスワードを脇から覗き見られないよう注意して操作する。
○万が一クレジットカードやキャッシュカードの不正利用に気付いた場合は直ちにカード会社に通報して機能停止の手続を依頼する。また、最寄りの警察に被害を届け出る。