シーボルト特別展:2019年10月11日(金)~2020年9月13日(日)まで(※延長されました)ミュンヘン五大陸博物館にて開催

令和2年6月12日
  ミュンヘン五大陸博物館は2019年10月11日(金)から2020年9月13日(日)まで(※延長されました)シーボルト特別展を開催し、シーボルトのコレクションを「シーボルト博物館」として新たに展示、多様な研究者及び博物学者としてのシーボルトを紹介します。 

 シーボルトは1823~1829年、および1859~1962年に日本に滞在し、植物学、動物学、民俗学的な研究を行い、日本ついて随一の豊富な知識を得ていました。シーボルトは、本国に帰国後、これらに関する著書の出版のみでなく、持ち帰った様々な収集品を展示し、日本の文化を西洋に紹介することに尽力しています。2回目の滞在から帰国したシーボルトは収集品の整理に取りかかっていた1866年、ミュンヘンで 亡くなりました。ミュンヘンの旧南墓地には今でもシーボルトの墓があります。その後、1874年にバイエルン州がシーボルトの収集品を買い上げ、それらは現在、州の五大陸博物館に所蔵されています。2016~2017年には「シーボルトの日本博物館」展が日本の主要な歴史・民俗学博物館で行われました。

写真提供© :国立歴史民俗博物館、Toru Katsuda

 
シーボルトが1862年の帰国に際して
日本の将軍から賜った刀
重箱(19世紀前半) 麒麟の香炉(18・19世紀ごろ)
衝立(19世紀前半) 行楽用重箱(19世紀前半) シーボルトが住んだ鳴滝の家の模型