ズィビレ・ラウシャー・パッサウ独日協会会長への叙勲

平成28年12月6日
叙勲式の様子(ラウシャー・パッサウ独日協会会長(右)) 叙勲式の様子
(ラウシャー・パッサウ独日協会会長(右))
叙勲式の様子(ラウシャー・パッサウ独日協会会長(前列左から3人目)) 叙勲式の様子
(ラウシャー・パッサウ独日協会会長
(前列左から3人目))
2016年4月29日付で、日本国政府は、ズィビレ・ラウシャー・パッサウ独日協会会長に対し、パッサウ独日協会の活動を通じて日独交流を促進した多大な功績を称え、旭日双光章を授与することを決定し、6月24日、その授与式が行われました。

 

1.ラウシャー会長の功績  
ラウシャー女史は、軽井沢で生まれ、日本とドイツの両国で育ちました。1983年のパッサウ独日協会の設立には第2副会長として関わり、翌年パッサウ市と秋田市との間で姉妹都市提携が締結された後には、堪能な日本語や日本文化への深い造詣を活かし、パッサウ市長を団長とする訪日団に通訳として同行し、あるいは日本からの訪問団やホストファミリーとの仲介にも積極的に関わるなど、姉妹都市交流の第一線に立ち両市の交流に努めてきました。

 

 ラウシャー女史は、2002年に会長職に就任してからは、展覧会や音楽会、講演会をはじめとした120近くの日本関連行事に携わり、一般市民が日本文化や日本事情に直接触れることのできる機会の企画や提供に精力的に取り組み、それぞれの行事において幅広い題材を取り上げることで、多面的な日本文化紹介・理解の促進に大きな貢献を果たし、実りある草の根レベルでの文化交流を主導してきました。

 

上記の活動を通じて、ラウシャー女史は、日本とパッサウ市の相互理解及び友好親善の促進に重要な役割を果たしてきました。

 

2.叙勲式の模様     
6月24日(金)、総領事公邸においてラウシャー会長に対する旭日双光章の授与式を執り行いました。ラウシャー会長は受章の挨拶の中で、自分の受章はパッサウ独日協会と会員の方々の協力があって初めて可能となったものであり、今日協会幹部の方々の出席を得て受章でき、本当に嬉しいと述べられました。なお、叙勲式に際しては、姉妹都市である秋田市の穂積市長からも受章をお祝いするメッセージが届き、柳総領事が代読しました。