松島フリッツ照子・カールスルーエ独日協会会長への叙勲

平成27年3月24日
旭日双光章を受章した松島カールスルーエ独日協会会長 旭日双光章を受章した
松島カールスルーエ独日協会会長
2014年11月3日付をもって、日本国政府は、松島フリッツ照子・カールスルーエ独日協会会長に対し、カールスルーエ独日協会の活動を通じて日独交流を促進した多大な功績を称え、旭日双光章を授与することを決定いたしました。11月13日、同氏は、東京の外務省本省において行われた勲章伝達式にて旭日双光章を受章し、その後の皇居における天皇陛下への拝謁にも出席しました。

 

 松島フリッツ照子氏は、1995年のカールスルーエ独日協会の設立に中心的な役割を果たした他、1998年以降は会長として、これまで20年以上の長きにわたり210件を越える我が国に関わる文化・交流事業を実施し、日独友好関係の促進に多大な貢献をしてきました。

 

 また、松島フリッツ照子氏は、市民間交流を通じた草の根の働きかけによる対日関心強化に努め、自宅を地域住民と日本関係者の交流の場として開放し、カールスルーエと日本の学生との交流のアレンジに熱心に取り組みました。2010年からはカールスルーエ学生支援協会(Das Studierendenwerk Karlsruhe)の共催で日本文化・社会等を紹介する「ジャパン・デー」が開催されるようになるなど、市民レベルでの対日理解の深化に大きな役割を果たしました。

 

 さらに、ドイツに移住して以降、カールスルーエ市民大学において日本語講師として、日本語のみならず総合的な日本の魅力発信に努めるだけでなく、カールスルーエ工科大学に日本語講座が開講された際には、その立ち上げにおいて重要な役割を果たすなど、日本語の普及に尽力しました。