ヴォルフガング・クライン・ラングナー・シーボルト協会第一理事長兼事務局長への叙勲

平成22年4月29日
 2010年4月29日、日本国政府は、ヴォルフガング・クライン・ラングナー・シーボルト協会第一理事長兼事務局長に対し、シーボルト協会・博物館の活動を通じて日独交流を促進した多大な功績を称え、旭日双光章を授与することに決定いたしました。
 
 クライン・ラングナー氏は、1985年にシーボルト協会が設立された際に中心的な役割を果たした他、1987年より、第一理事長兼事務局長として協会の運営に携わり、これまで20年以上の長きに亘り、日本の文化・社会等に関する講演会・朗読会や、ワークショップやコンサートを多数開催し、日独友好関係の促進に貢献してきました。

 

 また、クライン・ラングナー氏は、1995年に設立されたシーボルト博物館の運営責任者として、シーボルトの業績を通じて、幕末期から続く日独交流の歴史をドイツに広めた他、我が国に関わる特別展の企画・実施や、シーボルトと関係の深い我が国のシーボルト記念館や、最上徳内記念館との友好博物館提携及びその後の交流に尽力しました。

 

 さらに、ヴュルツブルク市と1979年以来姉妹都市を提携している滋賀県大津市や、シーボルトと縁の深い長崎市や愛媛県宇和町(現西予市)等との人的交流や、ホームステイの受け入れなど、市民レベルでの日独交流促進に大きな役割を果たしました。