前川総領事より着任のご挨拶

令和2年8月27日
前川総領事

この度,在ミュンヘン日本国総領事に着任しました前川信隆です。

ドイツ勤務は,前回のベルリン以来,7年ぶり,3度目となります。

 

当館が所管するバイエルン州及びバーデン=ヴュルテンベルク州は,ドイツ16州の中で人口,経済規模ともに第2位と第3位を占める主要な地域であり,ハイテク産業や自動車産業などを擁し,ドイツ経済において北西部と並んで大きな牽引役となっています。日系企業数は2州合わせて700社以上に上り,在留邦人数も約13千人以上に上ります。こうした状況の下,総領事館として皆様の安全・安心をサポートすると共に日独間の交流や経済関係の更なる発展にしっかりと取り組んで参ります。

 

新型コロナウイルス感染症の影響が続く中,何よりもまず,窓口業務の充実を始め,ホームページや領事メール等による情報提供や支援を通じて,在留邦人の皆さまの安全,安心に資する領事サービスの提供を心がけて参ります。
 

また,新型コロナウイルスの影響により厳しいビジネス環境が続きますが,新たに開設されたジェトロ・ミュンヘン事務所などと協力し,州政府関係者や当地ビジネス団体等との連携強化を通じて,南部2州に進出している日系企業の円滑なビジネスに資するよう努めて参ります。
 

日本の文化や社会,政策の発信,姉妹都市や多様な文化交流の促進も総領事館の主な役割の一つです。日本各地と当館管轄2州の地方自治体との間には27の姉妹都市関係等が結ばれ,これまで日本祭り等の文化行事や様々な人的交流を通じて,日独の相互理解の促進に大きく寄与してきました。来る2021年の日独交流160周年も念頭にこうした交流及び発信の更なる促進のため,皆さまの活動を後押しして参ります。

 

これらを通じて,皆様のお役に立てるよう,総領事館として力を尽して参ります。皆様の当館への忌憚のないご意見,貴重なご助言,そしてお力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。