eAT(電子滞在許可証)の導入について

平成29年12月13日

 ドイツでは、2011年9月1日より、eAT(電子滞在許可証)が導入されます。それに伴い、ドイツ連邦外務省がWEB上にて、電子滞在許可証の概要について説明しておりますのでご覧ください。また、ミュンヘン外国人局からも電子滞在許可証導入に伴うお知らせが発せられておりますので、そちらもご覧ください。

 

  1. 電子滞在許可証 (ドイツ連邦移民・難民局(Bundesamt fuer Migration und FluechtlingeHP)
  2. ミュンヘン市(日系企業向け情報へのリンク) (Landeshauptstadt München)

 

 また、当館がミュンヘン市外国人局から、電子滞在許可証の概要、及び申請手続に関する注意事項等について説明を受けた内容は以下のとおりです。

  1. eATの申請手続は2011年9月1日より受付開始。
  2. eATは,EU統一フォーマットであり,偽造が困難であること,オンライン認証が可能になること等が利点として挙げられる。
  3. eATは,写真付きのクレジットカード形式で,指紋を含む個人情報を記憶した非接触チップを内蔵したもの。なお,指紋情報はカードにのみ蓄積され,外国人局には保存されない。
  4. 現在の形式(パスポートにシールを貼る形式)の滞在許可は,ただちにeATに変更する必要はなく,現在の有効期限までそのままの形式で使用できる。
  5. 他方,すべての滞在許可証は2021年までにeATに変更しなければならない。すなわち,無期限滞在許可(Niederlassungsbescheid)についても,2021年までに手続を行わなければならない。
  6. 指紋採取の関係上,本人が必ず一度は外国人局に行く必要がある。
  7. 手続きは初回から予約制
  8. 申請から許可証交付まではおよそ6週間かかる。その間に有効期限が過ぎても,申請中の旨を表す仮カード(Fiktionsbescheinigung)を発行するので通常通り仕事を続けることは可能。
  9. 新規申請者に対しても,労働許可さえ下りれば,eAT交付までの間は仮カード(Fiktionsbescheinigung)を発行するので,従来より不便になることはない。
  10. 日系企業シニア駐在員専門窓口はいったん閉鎖するが,eAT導入後,業務が落ち着いたら再開する予定。

 

 なお、電子滞在許可証についての詳細、及び不明な点につきましては、実際に手続きを行う外国人局に直接お問い合わせいただきますようお願いいたします。