海外安全対策情報

令和7年1月13日

海外安全対策情報(令和6年10月~12月)

 令和6年10月から12月までの間におけるバイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州の治安情勢について、お知らせいたします。
 
1.治安情勢
 ガザ情勢等を受け、テロや暴力事案の脅威が増大しています。バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州においてもシナゴークなどの宗教施設が複数存在するなど、いつどこがテロ等の標的になるか分からない状況です。また、これらの情勢に関連するデモ・集会も多数開催されています。不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意を払ってください。
 また、11月から12月にかけて国内各地で開催されたクリスマスマーケットに関連し、バイエルン州アウクスブルクではクリスマスマーケットを狙った襲撃を計画した容疑者が逮捕されました。当館管轄ではありませんが、マグデブルクのクリスマスマーケットにおいて車両を使った襲撃事件が発生するなど、人の集まるイベントは容易なターゲットと見なされていることから注意が必要です。
 
2.殺人、強盗等凶悪犯罪の事例
(1)殺人
   邦人被害の事件は認知していません。
(2)強盗
   邦人被害の事件は認知していません。
(3)強姦
   邦人被害の事件は認知していません。

3.日本企業の安全に係る諸問題
  具体的情報に接していません。
   
4.不動産詐欺
 ミュンヘン周辺のアパートを探していた邦人(日本在住中)が、インターネットを通じて面識ない大家(日本人の場合もあり)と連絡を取り、手続きを進めるために前金を振り込んだが、その後音信不通となり、多額の現金を騙し取られる不動産詐欺も報告されています。
 ミュンヘン等では、住宅不足による不動価格の高騰により、住宅探しが困難な状況が続いています。インターネットには様々な不動産仲介サイトがありますが、詐欺の可能性も考慮し、十分ご注意の上手続きを進めるようにしてください。
  • 対象物件が架空のものだった場合のほか、実際に存在する物件の情報を犯人が勝手に引用しているという事例についても報告を受けています。
 
5.家庭内の問題、DV・性暴力などの相談窓口「CHANCE」
DV・性暴力などの被害に遭われている方や家庭内の問題を抱えている方が日本語で(主に日本女性対象)相談することができるように、在デュッセルドルフ日本国総領事館とfrauenberatungsstelle dusseldorf e.V.(デュッセルドルフ女性相談センター)が委託契約を結んで運営しているプロジェクトです。
相談は匿名可能・無料であり、秘密は守られるとのことですので、DV・性暴力、家庭内の問題などでお悩みの方は、ぜひ下記連絡先にご相談ください。
 
メール:chance@frauenberatungsstelle.de
電話:0170-6570130(水14:00-18:00、木・金10:00-14:00)
ウェブサイト:https://www.frauenberatungsstelle.de/chance/