海外安全対策情報
令和4年4月5日
海外安全対策情報(令和4年1月~3月)
令和4年1月から3月までの間におけるバイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州の治安情勢について、お知らせいたします。
1.テロ・無差別襲撃事件等
【ハイデルベルク大学における銃乱射事件】
1月24日、バーデン=ヴュルテンベルク州のハイデルベルク大学において、同大学の18歳学生が講義室で銃を乱射し、1名死亡、3名が軽傷を負うとともに、犯人は大学内で自殺する事件が発生しました。捜査当局の発表によれば、犯人の学生は精神障害を患っていたとされています。
【テロ・無差別襲撃事件の留意点】
●欧州では、近年、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しており、ドイツにおいても引き続きテロの発生が懸念されます。
●特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関等の人が多く集まる場所や、教会やモスク、シナゴーグ等の宗教関連施設を狙ったテロに注意が必要です。
●単独犯によるテロ・無差別襲撃事件や、一般市民が多く集まる場所を標的とした事件は、その発生を予測することや、未然に防ぐことが益々困難となっています。日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
※メールマガジン第788号「【広域情報】欧州でのテロ等に対する注意喚起」
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/788.html
2.一般犯罪情勢
2021年中の犯罪発生件数については、バイエルン州543,680件(前年比-50,563件)、バーデン=ヴュルテンベルク州486,331件(前年比-52,235件)といずれも減少しており、特に新型コロナウイルスの影響で住居侵入等が大幅に減少しています。
一方で、児童ポルノ事案、インターネット犯罪等が多発傾向にあるほか、下記3に記載しているような詐欺電話も未だ多く発生しています。
下記「安全の手引き」をご覧いただき、安全対策には引き続き留意ください。
※「安全の手引き」(令和4年1月)
https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100294519.pdf
3.ユーロポールやインターポールを語った詐欺事件に関する注意喚起
バイエルン州ウンターフランケン(Unterfranken)警察本部から、ユーロポール(欧州刑事警察機構:Europol)やインターポール(国際刑事警察機構:Interpol)の職員を語った詐欺電話に関する注意喚起がなされています。
実際、3月某日、ミュンヘン在住の邦人の方の携帯電話に、ミュンヘン警察を名乗る警察官から突然電話があり、途中でユーロポールを名乗る職員に電話を替わるなどして、仮想通貨への振り込みを求める事案が発生しているほか、ドイツ内の他都市でも同様の電話がかかってきている模様です。
メールマガジン第822号に邦人の方に電話がかかってきた状況や警察からの注意喚起を掲載していますので参照いただき、同様の詐欺電話には十分ご注意ください。
※メールマガジン第822号
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/822.html
4.デモ・集会
現在、ウクライナ情勢をテーマにしたデモ・集会がドイツ各地で行われており、一部デモでは予定人数より多くの参加者が集まっている状況にあります。また、コロナ関連のデモも未だ継続的に行われています。
一般的に、人が多く集まる場所では、不測の事態が発生する可能性は排除できないほか、コロナ感染の危険性も懸念され、これらのデモは、今後も引き続き行われることが予想されます。
管轄警察本部のツィッターでは、デモを含む安全情報が発信されていますが、直前に許可されるデモやSNS等で参加を呼びかける無許可デモ等も見受けられますので、下記サイトから管轄警察本部のツィッターをご登録の上、頻繁に情報収集されることをお勧めします。また、平素からテレビやインターネットなどから最新情報の入手に努め、安全の確保に十分ご留意ください。
※バイエルン州各警察本部ツィッター
https://twitter.com/PolizeiBayern/status/1394614398543699969
※バーデン=ヴュルテンベルク州各警察本部ツィッター
https://www.polizei-bw.de/socialmedia/
【参考】「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」番外編の動画完成
●今般、昨年3月に発表した「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」の番外編ストーリー「感染流行下の世界と隙を狙う者たち」とその解説編の動画版が完成しました。本動画においても、俳優の舘ひろしさんがゴルゴの声を担当しています。
●このストーリーと解説は、新型コロナウイルス感染症の流行下でもテロ等のリスクは軽減しておらず、感染症とテロといった複合的なリスクに適切に対処する必要性があることを伝える内容となっています。
●外務省は、今回作成した動画も活用して、より分かりやすい形で、海外で活動する企業関係者やその他の海外渡航者向けに引き続き啓発活動を行っていきます。
●番外編ストーリー及び解説編の動画は、下記リンク先ページに掲載されています。
(1)新エピソード(本編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=0cdCpLF5Sv0
(2)新エピソード(解説編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=-wGw0vMuMKM
(3)新エピソード(予告編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=IydIU7Of_n4
(4)「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」(全13話+番外編)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009327.html
その他、当館HPに安全対策に関する動画を掲載していますので、参考としてください。
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzendoga.html
1.テロ・無差別襲撃事件等
【ハイデルベルク大学における銃乱射事件】
1月24日、バーデン=ヴュルテンベルク州のハイデルベルク大学において、同大学の18歳学生が講義室で銃を乱射し、1名死亡、3名が軽傷を負うとともに、犯人は大学内で自殺する事件が発生しました。捜査当局の発表によれば、犯人の学生は精神障害を患っていたとされています。
【テロ・無差別襲撃事件の留意点】
●欧州では、近年、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発しており、ドイツにおいても引き続きテロの発生が懸念されます。
●特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関等の人が多く集まる場所や、教会やモスク、シナゴーグ等の宗教関連施設を狙ったテロに注意が必要です。
●単独犯によるテロ・無差別襲撃事件や、一般市民が多く集まる場所を標的とした事件は、その発生を予測することや、未然に防ぐことが益々困難となっています。日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心掛けてください。
※メールマガジン第788号「【広域情報】欧州でのテロ等に対する注意喚起」
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/788.html
2.一般犯罪情勢
2021年中の犯罪発生件数については、バイエルン州543,680件(前年比-50,563件)、バーデン=ヴュルテンベルク州486,331件(前年比-52,235件)といずれも減少しており、特に新型コロナウイルスの影響で住居侵入等が大幅に減少しています。
一方で、児童ポルノ事案、インターネット犯罪等が多発傾向にあるほか、下記3に記載しているような詐欺電話も未だ多く発生しています。
下記「安全の手引き」をご覧いただき、安全対策には引き続き留意ください。
※「安全の手引き」(令和4年1月)
https://www.de.emb-japan.go.jp/files/100294519.pdf
3.ユーロポールやインターポールを語った詐欺事件に関する注意喚起
バイエルン州ウンターフランケン(Unterfranken)警察本部から、ユーロポール(欧州刑事警察機構:Europol)やインターポール(国際刑事警察機構:Interpol)の職員を語った詐欺電話に関する注意喚起がなされています。
実際、3月某日、ミュンヘン在住の邦人の方の携帯電話に、ミュンヘン警察を名乗る警察官から突然電話があり、途中でユーロポールを名乗る職員に電話を替わるなどして、仮想通貨への振り込みを求める事案が発生しているほか、ドイツ内の他都市でも同様の電話がかかってきている模様です。
メールマガジン第822号に邦人の方に電話がかかってきた状況や警察からの注意喚起を掲載していますので参照いただき、同様の詐欺電話には十分ご注意ください。
※メールマガジン第822号
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/822.html
4.デモ・集会
現在、ウクライナ情勢をテーマにしたデモ・集会がドイツ各地で行われており、一部デモでは予定人数より多くの参加者が集まっている状況にあります。また、コロナ関連のデモも未だ継続的に行われています。
一般的に、人が多く集まる場所では、不測の事態が発生する可能性は排除できないほか、コロナ感染の危険性も懸念され、これらのデモは、今後も引き続き行われることが予想されます。
管轄警察本部のツィッターでは、デモを含む安全情報が発信されていますが、直前に許可されるデモやSNS等で参加を呼びかける無許可デモ等も見受けられますので、下記サイトから管轄警察本部のツィッターをご登録の上、頻繁に情報収集されることをお勧めします。また、平素からテレビやインターネットなどから最新情報の入手に努め、安全の確保に十分ご留意ください。
※バイエルン州各警察本部ツィッター
https://twitter.com/PolizeiBayern/status/1394614398543699969
※バーデン=ヴュルテンベルク州各警察本部ツィッター
https://www.polizei-bw.de/socialmedia/
【参考】「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」番外編の動画完成
●今般、昨年3月に発表した「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」の番外編ストーリー「感染流行下の世界と隙を狙う者たち」とその解説編の動画版が完成しました。本動画においても、俳優の舘ひろしさんがゴルゴの声を担当しています。
●このストーリーと解説は、新型コロナウイルス感染症の流行下でもテロ等のリスクは軽減しておらず、感染症とテロといった複合的なリスクに適切に対処する必要性があることを伝える内容となっています。
●外務省は、今回作成した動画も活用して、より分かりやすい形で、海外で活動する企業関係者やその他の海外渡航者向けに引き続き啓発活動を行っていきます。
●番外編ストーリー及び解説編の動画は、下記リンク先ページに掲載されています。
(1)新エピソード(本編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=0cdCpLF5Sv0
(2)新エピソード(解説編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=-wGw0vMuMKM
(3)新エピソード(予告編)(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=IydIU7Of_n4
(4)「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」(全13話+番外編)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009327.html
その他、当館HPに安全対策に関する動画を掲載していますので、参考としてください。
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzendoga.html