第775号:バイエルン州における災害事態宣言の発令
10日、ゼーダー・バイエルン州首相は、州内の新型コロナウイルス感染状況が悪化していることを受け、11月11日以降の災害事態宣言(Feststellung des Katastrophenfalls)を発表しました。プレスリリースの概要は以下のとおりですが、具体的な制限措置の強化については発表されていません。今後の制限措置の変更にご注意ください。
1 バイエルン州の新型コロナウイルスの感染状況は現在、非常に大きく動いている。7日間指数は毎日最大値となっている。同時に、病院、とりわけ新型コロナウイルス患者により使用されている集中治療ベッドの使用率も引き続き上昇している。多くの病院では既に収容能力が無くなるか、収容能力は非常にわずかである。このため、集中治療ベッドの割り当て、及び、ひっ迫している病院からの患者の配置換えの調整の必要が高まっている。新型コロナパンデミックは、バイエルン州全体の多くの人々の生命と健康を脅かしている。
2 災害事態宣言(Feststellung des Katastrophenfalls)により、災害対策において関与する当局、機関及び組織すべてが調整かつ組織化された対応を行うことが可能となる。災害事態(の宣言)は、新型コロナパンデミックにおいて、効果的な手段として実証されている。
※参考(バイエルン州政府プレスリリース)
https://www.bayern.de/ministerpraesident-dr-markus-soeder-ordnet-bayernweiten-katastrophenfall-an/
■新型コロナウイルスに関する最新情報(在ドイツ日本国大使館)
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html
■新型コロナウイルス関連情報(在ミュンヘン日本国総領事館)
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_kanrenjouhou.html