第679号:日本の水際対策強化(ドイツにおけるコロナ検査機関)

令和3年1月31日

○メールマガジン第667号「日本の水際対策強化にかかる新たな措置(全ての入国者に対する出国前検査証明の導入)」において、ドイツにおけるコロナ検査機関についてご案内しましたが、このうち、The Centogene Test Centerは、必ずしも全ての検査センターで日本の検疫所の検査条件を満たしていないことが判明しました。
○つきましては、あらためてドイツ全国に拠点のあるコロナ検査センターを、在ドイツ日本国大使館において調査していますので、以下のとおりお知らせします。
ただし、各検査センターの情報については今後変更される可能性もありますので、受検にあたっては検査方法や検査にかかる所要時間等について、必ず事前に各検査センターにご確認いただくようお願いします。
なお、以下の検査センターはあくまでも一例であり、日本の検査証明フォーマットに明記された基準を満たしていれば、その他の検査センターや医療機関の検査結果でも問題ありません。
 
1 水際対策の強化
現在、全ての国・地域からの入国者、再入国者及び帰国者は(日本国籍者を含む)、現地出国前72時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明の提出が必要となっています。
○水際対策にかかる新たな措置(全ての入国者に対する出国前検査証明の導入)(厚生労働省) 
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
 
2 検査証明のフォーマット
検査証明のフォーマットについては、以下の外務省ホームページをご覧ください。
○有効な「出国前検査証明」フォーマット(外務省ホームページ)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page25_001994.html
 このフォーマットに記載のすべての情報が英語で明記されていれば、検査機関所定の任意書式でも可(任意書式の証明書には、氏名、旅券番号、国籍、生年月日、性別、検査手法、検査結果、検体摂取日時、検査結果決定年月日、検査証明交付年月日、医療機関名、医療機関住所、医師の署名及び医療機関公印が必要となります)。
 
3 ドイツにおける検査機関
検査にあたっては、あらかじめ採取検体、検査方法をご確認ください。
○採取検体:鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)または唾液(Saliva)
○検査方法:核酸増幅検査(nucleic acid amplification test(real time RT-PCR))または核酸増幅検査(nucleic acid amplification test (LAMP))または抗原定量検査(quantitative antigen test (CLEIA))
 
(1)BCRT(ベルリン渡航・熱帯医学センター)(再掲載)(※ミュンヘン、シュトゥットガルトはロックダウン中閉鎖)
https://www.bcrt.de/75-1-Corona-PCR-Tests.html
○ベルリンのほか、ドレスデン、ケルン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘン、シュトュットガルトにテストセンターあり。
○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(予約・検査時に依頼)。
○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。
○検査から結果までの所要時間:通常24~48時間(PCRテスト)
 
(2)MEDICARE Testzentrum(新規)(※ミュンヘンは閉鎖中)
https://www.covid-testzentrum.de/
○ベルリン空港、ドルトムント空港のほか、ミュンヘン市、レーゲンスブルク市などドイツ全国の都市に24拠点(新たに9拠点開設準備中)
https://www.covid-testzentrum.de/standorte
○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(予約時に依頼するとともに、検査フォーマットに氏名等必要事項を記入の上、事前にテストセンターにメールにて送付)。
○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。なお、抗原検査は日本が指定するCLEIA法ではないため選択不可。
○検査から結果までの所要時間:通常24~36時間(PCRテスト)
https://www.covid-testzentrum.de/faq
 
(3)Corona Test Point(新規)
https://corona-test-point.de/
○ケルン、デュッセルドルフ、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン
 https://corona-test-point.de/standorte/
○日本政府が指定する検査フォーマットへの記入可(オンライン予約時に英語のフォーマットを選択すると、日本を含む各国のフォーマットが選択可能)。
○鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)による核酸増幅検査(RT-PCR)を選択。なお、抗原検査は日本が指定するCLEIA法ではないため選択不可。
○検査から結果までの所要時間:通常24時間(PCRテスト)
https://corona-test-point.de/faq/
 
 この他、ドイツ国内各地方における検査機関の詳細につきましては、管轄の在外公館にご照会ください。
 
4 日本到着以降の検疫措置
現地出国前72時間以内にコロナ検査を受け、陰性証明をもって日本に渡航しても、本邦到着時には改めて検査を受けていただくこととなります。また、空港検査において陰性判明後、入国し、公共交通機関を使わずに自宅等の滞在先に向かい、その後14日間は自宅等において待機することが要請されていますので、ご留意ください。
 
5 質問票Webの事前登録
日本到着時に提出が求められている検疫質問票については、従来の紙ベースの質問票に代わり、電子質問票(質問票Web)の運用が始まっています。ご自身のスマートフォンやタブレットから「質問票Web」にアクセスし、情報を入力した後に発行されるQRコードを検疫官へ提出するものです。また、この質問票Webに加え、別途日本到着便の機内において「健康カード」が配布されますので、日本到着時には検疫官に対し「質問票Web入力後に発行されたQRコード」と「健康カード」の双方を提出してください。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスをお持ちでない場合は、到着空港に設置されたPC端末の利用が可能ですが、台数に限りがあるため、可能な限り事前(出発前)に入力しておくことをお勧めします。
なお、航空機搭乗前の入力は必ずしも求められていませんが、航空会社によっては「質問票Web」への入力後に発行されるQRコードを提示しないと搭乗手続きができない、としている航空会社もありますので、日本への入国・帰国を予定されている方はご注意ください。
○質問票Webへの到着前入力(厚生労働省)
https://p-airnz.com/cms/assets/JP/pdf/questionnaire_website_jp.pdf
○質問票Webへのアクセス
https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/
 
【問い合わせ窓口】
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化)
日本国内から:0120-565-653
海外から:+81-3-3595-2176(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)
○出入国在留管理庁(入国拒否、日本への再入国)
電話:(代表)03-3580-4111(内線4446、4447)
○外国人在留支援センター内外務省ビザ・インフォメーション
電話:0570-011000(ナビダイヤル:案内に従い、日本語の「1」を選んだ後、「5」を押してください。)一部のIP電話からは、03-5363-3013
 
【参考】
○外務省海外安全ホームページ(感染症危険情報発出国等)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
○新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化(査証制限措置対象国等)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
 
■在ドイツ日本国大使館ホームページ(新型コロナウイルスに関する最新情報)
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html
■在ミュンヘン日本国総領事館ホームページ(新型コロナウイルス関連情報)
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_kanrenjouhou.html