メールマガジンバックナンバー 2019年

2019/8/26

第537号:旅券(パスポート)の紛失・盗難に注意

  最近、旅行者の方、在留邦人を問わず、旅券(パスポート)の紛失・盗難が多発しています。紛失・盗難した状況を見ると、旅行者の方は日本にいるのと同じ感覚で行動してしまい紛失・盗難にあう例が多く、特に、電車内やホテルに置き忘れたり、気付いたらなくなっていたというケースが多く見られます。
 旅券(パスポート)をなくしてしまうと,旅行がキャンセルになったり,途中で旅行が中断したりするだけでなく,紛失・盗難にあった旅券(パスポート)は,偽造され不正な出入国や国際的な犯罪に利用される場合もあります。あなたの旅券(パスポート)がこういった犯罪に利用されないためにも旅券(パスポート)の管理はしっかり行ってください。
紛失・盗難にあわないためには、パスポートを上着内ポケット等に入れる等しっかりと身に付ける工夫をし,特に人が多く集まる観光地や公共の交通機関の中やターミナル、ショッピング街では細心の注意が必要です。
紛失・盗難を防ぐために、次のことに注意してください。
●リュックサックやカバンは、常に目の届く位置に置く。
●荷物は椅子の背もたれや下に置かず、膝の上・テーブルの足下に置く。
●カバンは、ファスナー付きなど、ふたがしっかり閉じられるものを使用する。
●常に周りに目を配る。
 
※シェンゲン領域諸国への渡航
  シェンゲン領域内では、入国審査は最初に入域する国で行われ、その後の国境を越えた移動においては、入国審査は原則として行われていません。 
 他方、昨今の国際情勢から、シェンゲン領域内で国境を越える際にも、旅行者に対する身分確認・審査が抜き打ちで行われることがあり、旅行者がパスポートを所持していなかったために、官憲により身柄を拘束された事案が発生しています。 
 また、域内の複数国を巡る旅行などの行程中にパスポートを紛失(盗難を含む)したにも拘らず、紛失国でパスポート紛失に係る手続きを行わないまま旅行を続け、シェンゲン領域内の最終滞在国でパスポート(または帰国のための渡航書)の発給手続きをすることは、パスポートを所持しないまま旅行を継続していることを意味します。 
 パスポートは出入国審査において必要な、氏名・国籍等を証明する国際身分証明書であると同時に、諸外国の官憲に対し「日本国民であるパスポートの所持人を通路支障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう」要請する公文書でもあります。したがって、シェンゲン領域内の移動に際しては、入国審査の有無に拘らず、日本国パスポートを常に携行する必要があります。 
 シェンゲン領域内でパスポートを紛失(盗難を含む)した場合には、速やかに紛失場所(国)の現地警察などへ届出を行い、最寄りの在外公館でパスポート(または帰国のための渡航書)の発給手続きをしてください。
 なお、パスポート(または帰国のための渡航書)の発給手続には、運転免許証などご自身の身分を確認できる証明書と6ヶ月以内に発行された戸籍謄(妙)本の原本が必要ですので、ご注意ください。