メールマガジンバックナンバー 2018年

平成30年4月10日

第504号:アウトバーン・サービスエリアにおける薬物検問結果

1.概要
 バーデン=ヴュルテンベルク州ルートヴィヒスブルク警察は、3月28日(水)9時から17時までの間、A8号線サービスエリア「Sindelfinger Wald」において、交通警察官20人体制により、車両110台、運転手等148人に対する薬物検問を実施した。
 その結果、7人の運転手から、大麻、コカイン、アンフェタミンの使用容疑が判明した。ある運転手(32歳)の検査結果からは、コカイン、大麻、アンフェタミン、メタンフェタミンの全てについての陽性反応が検出された。
 また、車内検査の結果、2台の乗用車から、合計17グラムの大麻が発見された。
 これら7人の薬物使用容疑者については、交通違反処分として、罰金500ユーロ、点数2点及び1箇月の運転免許停止のほか、薬物取締法違反により刑事告発されることとなった。
 更に、薬物犯罪のほか、28人の運転手から、無免許運転、無車検車両運転、貨物車の過積載運転等の法令違反も判明した。

2.本件プレスリリース(ドイツ語)
 https://www.presseportal.de/blaulicht/pm/110974/3904275

3.当館からの注意喚起
 本件プレスリリースによれば、車両110台中7人の運転手(約6.4%)から、大麻、コカイン、覚醒剤の使用容疑が判明したとのことです。
 また、南ドイツでは、日本国内に比べると、格段に多くの薬物犯罪が検挙されています。(平成28年中の人口10万人当たりの薬物犯罪検挙件数は、日本国内との比較で、ミュンヘン約37.8倍、シュトゥットガルト約51.8倍、ハイデルベルク約40.7倍、カールスルーエ約38.2倍、ニュルンベルク約59.1倍でした。)
 皆様におかれましては、こうした薬物犯罪情勢を念頭に置きつつ、「ここは日本ではない」ということを再認識するとともに、周囲の状況に一層注意を払うなどの安全対策にご留意ください。


===================================

【問い合わせ先】
在ミュンヘン日本国総領事館
HP:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
メール: Mail to: sicherheit@mu.mofa.go.jp
電話:089-4176040
FAX:089-4705710