7月17日(日)、第21回ミュンヘン日本祭りが、バイエルン独日協会、ミュンヘン日本人会、当館の共催のもと、英国庭園で開催されました。
開会式では、柳総領事が、サッカーのバイエルン・ミュンヘン男女の優勝を、岩渕真奈選手の貢献にも言及しつつ祝うとともに、宇佐美選手のアウグスブルクでの活躍を期待する旨述べました。また、札幌とミュンヘンの姉妹都市還啓に触れ、昨年12月に札幌で開催された「ミュンヘン・クリスマス市in Sapporo」にライター・ミュンヘン市長がメッセージを発出したことを紹介しました。続いて、来賓であるグリム・ミュンヘン市議会議員が、ミュンヘンに大きな日本人社会があることはあまり知られていないが、この祭りが日本人社会の活発な活動や日本文化の一端に触れる良い機会となってほしい旨挨拶の中で言及しました。
更に、シェーン・バイエルン独日協会会長も同様に、ドイツ第2の日本人社会の存在と日本文化の人気の高さについて言及し、竹下ミュンヘン日本人会会長は、当地日本人社会へのミュンヘン市の理解と支援に感謝を述べるとともに、両国の日常に浸透した日本文化・ドイツ文化を紹介し、日独の関係の高さを強調しました。
今年は、日本から、300年以上の歴史を持つ神楽を披露する「土江子ども神楽団」と、尺八奏者山口整萌氏が舞台プログラムに参加し、神楽団の「八岐大蛇」を初めとするダイナミックな演目に観客から歓声が上がり、尺八の響きをモダンな音楽と融合させて生み出した山口氏の独特の世界観も、観客から好評を得ました。
このほかにも、武道や茶道、生け花、カルタやけん玉、折り紙といった昔ながらの日本文化から、アニメ・漫画、更にはおにぎりやたこ焼き、かき氷といった日本食のブースに至るまで、幅広い形で日本文化が紹介されました。朝方雨が降ったので、天候が心配されましたが、その後は天候に恵まれ、浴衣姿やコスプレ姿の人々など、1万人以上の人々が来場し、大きく賑わいました。 |